歴史研究部・日本文化部共催 「望月の歌」千年紀観月会 -男だらけのロマンチックな夕べ-


2018年11月22日(木)夕方、歴史研究部と日本文化部の共催で「『望月の歌』千年紀観月会」を行いました。この日の午前中はマラソン大会でしたが、疲れをものともせず夕方から観月会を楽しみました。
寛仁2(1018)年10月16日、藤原道長は娘威子が中宮になったことで、娘三人がすべて后妃となるという未曾有の栄華を手にしました。朝廷から任命されたこの日の晩、道長は一門を自邸に招いて祝宴を開きました。道長はこの日の満月を見つつ「この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたる事もなしと思えば」と詠んだと、同席した一人藤原実資の日記『小右記』に記されているのは有名です。
この晩から数えて1000年目の満月が、今年の11月22日(23日)でした。

【開会での挨拶】

歴史研究部では、10月頃から『小右記』の一写本をテキストとして、刊行されている活字の釈文と比較しながら、前後の日付の記事の解読を試みました。中高生に馴染みのないくずし字や異体字、さらに和漢文体に苦しめられ、格闘の連続でした。道長の自筆日記『御堂関白記』の活字本も併せて見比べもしました。平安時代の儀礼の複雑さや公家が日記を記録していった意味などを考えながら、当日の観月会に臨みました。

冒頭、歴史研究部小金丸部長と日本文化部下口部長から開会の挨拶があり、参加者の自己紹介から会が始まりました。日本文化部の部員は、翌日の都大会の準備もあるなか、三味線による「六段」と、琴と三味線で奏でる「じょんがら」を詳しく解説しながら演奏しました。晩秋の冷たい空気がただよう夕べに弦の音がひときわ高く響き渡っていました。歴史研究部の部員は、抹茶を点てて参加者をもてなし、互いに歌を詠みつなげていく連歌会を行いました。

【日本文化部の演奏】

17時を過ぎた頃から雲が消えて晴れ渡り、東の空に校舎の後ろから明るい月の光が見えてきました。

【2号館から顔を出した月】

地学部顧問の高橋先生には天体望遠鏡を準備していただき、月の解説をききながら50倍・100倍に拡大した満月を見せてもらいました。日頃、月をゆっくり眺めることなど余りない私たちですが、この日の月ばかりは格別でした。

【全員で集合写真】


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