高校1年生の林亮太君 「自治医科大学高校生小論文コンテスト」入賞


高校1年生の林亮太君は、“10年後の地域医療への贈り物”をテーマとした、第1回「自治医科大学高校生小論文コンテスト」で20名の入賞者の1人に選ばれました。入賞者は、7月に1泊2日で「医師体験セミナー」に参加できます。

賞状と入賞者グッズを手に笑顔の林君

夏休みあけに、林くんにその経験を語ってもらいました。

―――入賞おめでとうございます。608人も応募者がいたそうで、激戦ですよね。受かった時はどんなお気持ちでしたか?「コンテストの存在に気が付いてから募集の締め切りまで時間がなかったので、作文には自信がなくて、提出したあと、“ああ、もっとこう書けたなあ。来年また頑張ろう。”と諦めていました。自治医大のHPに僕の名前が載っているのに母が気付いて、「いいお知らせよ!」って家に帰った時に画面を見せられたときは飛びまわって喜びました。弟が勉強中だったんですけど、家じゅう走り回って、家族も親戚にも一同喜んでくれました。」

―――まるで医大に合格したかのような喜びようですね(笑)。
「絶対に医学部には行きたい、という気持ちが固まりました。迷いがなくなったので、あとは勉強するのみです(笑)」

―――ではセミナーのお話をお聞かせください。
「自治医大の医学生はものすごく親切で、先生方も優しいし、明るいし、全国から集まった20人の高校生もみんな素晴らしい人ばかりで、夢のような2日間でした。今までは本郷の人しか知らなかったけど、福島や仙台、僕が行ったことのない県から来ている人ばかりに会えて、寝られないくらい楽しかったです。高1は6人であとは上級生だったんですが、高2・高3の先輩たちからは「来年はこういう風に勉強するといいよ」とか情報も教えて頂けて、本当に参加して良かったです。こういう人たちと一緒に勉強できるなら楽しい事ばかりだろうなと。」

―――聞いているだけでワクワクしちゃいますね!セミナーではどういうことを学びましたか?
「ダヴィンチというロボットを操作させてもらえました。ダヴィンチというのは遠隔地の手術を補助する装置です。すでに英米間では、片方に医者がいて、もう片方には患者がいて、それをダヴィンチで繋いで遠隔手術するところまでは実現しました。日本の場合は離島の医療に応用できます。実際に使ってみて、手振れもないですし、これはすごい装置だと思いました。他にも豚の心臓を電気メスであてたり、豚の膀胱をエコーで見たり、採血を人体模型でやらせてもらったり、とても面白かったです!

人工血管を縫合する林君

ダヴィンチを操作する林君

―――セミナーに行って本当に素晴らしい学びを得られたようですね!
「はい、今までも医者にはなりたいと思っていたのですが、今回のことで明確な目標が決まりました」

―――後輩にアドバイスをお願いします。
「医学部受験を考えている人は、まずこのセミナーを受けてみて!と言いたいです。自治医大は、セミナーの受講資格を得るのに小論文の選抜がありますけれども…。でも、実際にナマの話を医学生から聞き、自分の夢は何か、今の自分には何が足りないのか、先輩から教えてもらえますから、迷っているなら行ってみた方がいいと思います。研究医になるか臨床医になるかで迷っている人もいて、どちらがどういう医者であるべきか、などと話しているだけでも勉強になりました。」

―――あなたの将来の夢は何ですか?
「僕は地域の医療にもすごく興味があるので、地域とともに自分も成長できる医者になりたいです。医者っていう仕事は、結局、患者の笑顔を守るのが根幹にあると思います。子供の場合は全力で命を助けますけど、高齢者の場合は、自分のQOLを大事にしたい、無理やり延命治療で苦しむのではなく、自分らしく人生を終えたい、という希望がもっと増えていく時代ですから、その患者さんの考え方に沿って診断し、治療していく医者になりたいです。」

―――大変素晴らしいお医者さんですね!私もQOL重視の医療に大賛成です。君にならお腹切ってもらってもいいなっていう気になりました。良いお医者さんになってね!
「はい、頑張ります!」

(取材:松尾弥生教諭)


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