2018年12月のひとこと


文部科学省は高大連携を謳い、また逆に高校の復習ともいうべきリメディアル教育が推奨され、実施されている。いずれも高校と大学のギャップをなくし、高校から大学へスムーズに移行させようというベクトルであろう。
しかし、私は自身の経験から、高校と大学はまったく違った世界なので、まず宣言するところから大学教育はスタートすべきだと思っている。高校と大学をスムーズにつなげるのではなく、意識の上で断絶させることから、大学教育を始めるべきだと思うのである。

引用:「知の体力」 永田和宏著 新潮新書

 永田先生はこの著書のなかで、「学習」と「学問」の違い(※)についても言及されており、「学問」をするために、中学・高校での「学習」がいかに大切かということを説かれています。
また、上記のように高校と大学を意識の上で断絶させることが大切だと指摘されおり、私もこの点に関して全く異存はないのですが、それでも本校の生徒諸君にはこれから足を踏み入れる大学での「学問」というものを常に意識しながら、学校生活を送ってもらいたいと思っています。

(※)
学習=学んだことを身につけること
学問=学ぶことによって入ってきた「知」をいったん堰き止めて、それが正しいのか、更にはどのような意味を、あるいは価値を持っているのか問い直すこと


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