2018年3月のひとこと


最近読んだ本の中に、以下のような一節がありました。

かくして、私流の、「これから発展する国の見分け方」を編み出しました。書店が多数有り、 国民が読書にふける国は発展する、と言うものです。
中国の北京にも上海にも、書店が増えています。店頭で目につくのは成功への道を説くビジネス書ばかり。いささか辟易しますが、奥に進むと、参考書のコーナーなど若者たちの熱気であふれています。中国が発展することは、ここからも読み取れます。
かつて1960年代から70年代にかけて、日本を訪れた欧米人は、電車の中で熱心に本を読む人の多さに驚いたといいます。「これで日本発展の意味がわかった」と述懐した人もいます。日本の発展の後を、他国が追いかけているのです。当時の人が、いまの日本の車内を見たら、携帯電話か携帯ゲームを凝視する人たちばかりを発見することでしょうが。 

引用:池上彰「発展する国の見分け方」(池澤夏樹編『本は、これから』岩波新書、2010)

時代が変わり、電車の中の風景も昔とはずいぶん違うものになりました。しかし、学校に目を移せば、読書というものが日常そのものであり、生徒達の「知」に対する欲求が非常に旺盛であるということがわかります。
高校3年生ももうすぐ卒業ですが、本校で心・体・頭をバランス良く鍛えた彼らなら、これからの社会を力強く牽引してくれると思っています。


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