高校1年生 オリエンテーションに行ってきました


高校1年生は、4月8日から2泊3日の日程で箱根で新入生オリエンテーションを行いました。

初日

往路のバスでは、前方を走る車のテールランプがギリギリ見えるかどうかの濃霧でした。この先の見えない不安が、3日間の合宿の緊張をさらに助長するものになりました。緊張感をもって開校式からのスケジュールが始まりました。

まず、クラス単位で、設定された状況下で、各自で優先順位をつけ、次にグループにそれを持ち寄り、全体の意思決定にまでにいかに合意をつけていくかというグループワークをしました。また、学年全体で、身振り手振りのみで誕生日順に並ぶというゲームをしました。誕生日が重なる仲間たちもいくつもありました。緊張感が次第に融けていくのを感じました。

そのあとの、校長講話では、「誰でもできることを誰もできないくらいやること」、「当たり前を積み重ねること」の尊さの話を伺いました。

2日目

富士山が触れそうなほどくっきり浮かび上がる、昨日の濃霧が嘘のような快晴でした。

午前中は、春休みの宿題の一つだった単語帳の暗記テストでした。何点取れたかも大切ですが、わざわざ箱根にまで来て、この試験を全員で同時に実施する意味を考えました。試験結果をうけ、これまでの学習の在り方を自問自答しました。さらに、教頭講話では、“気の向かないことも、その意図を抽出せよ”という話でした。学校生活のなかで得意なこと、楽しみなことがあるのと同時に、苦手なことや避けて通りたいことも誰しもあるもの。しかし、一つひとつの意図を考え自分の血肉にできるのであれば、素晴らしい学校生活になっていくというお話でした。前日の校長先生の話に加え、高校生活をスタートするにあたり自分の行動を考えさせられる重い話でした。

午後は、せっかく来た箱根をですから、大涌谷と芦ノ湖のハイキングを行いました。地元のガイドさんにお越しいただき、お話を伺いながら大涌谷の噴出孔や、資料館など見学しました。芦ノ湖は神奈川県にあるものの、水の利権は静岡県にあるというエピソードが印象的でした。

夜の集会ではコースごとに分かれての講話でした、「想像とは経験であり、それが次の創造を生む」、「日々が選択の連続」、「“わかる”と“できる”はちがう」、「これから先の学習について、学校生活、進路決定など」の話を聞きました。

3日目

まさかの雪。昨日、暖かな陽に照らされていた桜のつぼみにも積もった雪はとても幻想的でした。この学年としては恒例の長縄跳びを行いました。40人が息を合わせることは想像よりも難しいもので、なかなかうまくいきませんが、息だけなく生徒たちの気持ちも一つに重なり合っていくのを感じることができました。

実質的な高校生活スタートは、日常的な授業や部活が始まってからですが、この3日間を通して、この先の茨の道を独りで行くのではなく、仲間たちと走っていくという心強さを、十分に再認識できたのではないでしょうか。

帰京後、生徒達が詠んだ短歌をいくつかご紹介します。

・ 箱根にて希望と不安かかえつつ仲間とともにいざ青春開幕 S.T
・ 新友と仲良くなれた長縄跳び縄のように友と翔びたつ H.T
・ ぎこちない会話の後に待っているうれしさをちゃんと知っているからK.U
・ 行く前は無意味と嘆いたこの行事行って分かった自由の重み Y.S
・ 高校で自分の弱さ変えてやる季節外れの雪に誓った H.K
・ 選択ははるかな夢へと続く道いつしかそれは夢の架け橋 S.K
・ 先生の話を聞いて書き込んだ栞は汚れて輝いている S.H
・ 試されたクラスの絆あと少し跳べない縄を追い続ける G.K
・ 駆け抜く先は希望の永いみち共にゆくのは友の追い風 T.F

(文責:高校1学年)


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