2021年10月のひとこと


大学生500人の記憶力と集中力を調査すると、スマホを教室の外に置いた学生の方が、サイレントモードにしてポケットにしまった学生よりもよい結果が出た。学生自身はスマホの存在に影響を受けているとは思ってもいないのに、結果が事実を物語っている。ポケットに入っているだけで集中力が阻害されるのだ。同じ現象が他の複数の実験にも見られた。そのひとつに、800人にコンピューター上で集中力を要する問題やらせるというものがあった。結果、スマホを別室に置いてきた被験者は、サイレントモードにしたスマホをポケットに入れていた被験者よりも成績が良かった。実験報告書のタイトルが実験の結論を物語っている。「脳は弱る―スマートフォンの存在がわずかにでもあれば、認知能力の容量が減る」

「スマホ脳」 アンデシュ・ハンセン著 久山葉子訳 新潮新書 2020年11月

スマホという機器はその便利さゆえに、うまく使いこなすのは非常に難しいものですが、だからこそ、上記にあるような「スマホの危険性」を知っておくことはとても大切なことだと思います。

私自身、スマホの利用頻度はあまり高い方ではありませんが、それでも最近は使用時間が増えてきていると感じていました。そこでスマホの「画面を見ている時間が分かる機能」というものを利用し、スマホの使用時間をコントロールしようと試みましたが、使用時間を確認するためにスマホを手にする回数が明らかに増えましたので、その機能を利用するのをすぐにやめました。

スマホはなかなか手ごわい存在です。


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