TOPICS

TOPICS

今月の一言

2026年1月のひとこと

 新しい年を迎え世の中がお正月気分にひたっているときでも、受験生は不安や焦燥感を抱えて勉強を続けています。自己目標のために孤高を貫く自己認識は、今後の人生で辛いこと、苦しいことがあったとき、「あのときもあれだけ頑張れたではないか」という思いに繋がっていくことになるでしょう。受験直前期の不安や焦燥感は、受験生の今後の人生で必要となる大きな力を育成しているのです。

   受験直前期の多くの受験生が気になっているのが、模擬試験の結果として突きつけられる「偏差値」「合格可能性」という数字ではないでしょうか。気になるのは当然ですが、受験直前期であるからこそ、この数字が持つ呪縛力を一度相対化する必要があります。「偏差値」「合格可能性」は、併願校を決める際の指標となる重要なデータの一つですが、慢心は言うまでもなく、努力をしているにもかかわらず思うような結果が得られず、この数字にとらわれ過ぎてやる気を失ったり、過度な不安に苛まれたりするのは生産的ではありません。受験当日まで、諦めずに努力を継続すれば、学力は確実に伸びていくものなので、模擬試験の結果を通して、自己の弱点を分析し、受験当日までに補充すべきものは何なのかを可視化することが重要です。そして、現在の自分に欠けている知識を受験日までに補充し、過去問題の演習を通して知識をアウトプットして得点に結びつける解答力を磨き上げていくことが必要です。
 
 容易に解ける入試問題というものはありません。残酷な言い方をすれば「落とすためのテスト」で使用される入試問題は、受験生を容易には近づけない精度を有しています。この精度を解析し、合格最低ラインを超えるためにどの問題で点数を拾っていくかを考える素材が過去問題です。そして、過去問題を解くことを通して試合相手である受験校が受験生に要求している力を認識し、対抗できるだけの力を獲得しなければならないのです。
 
 不安や焦燥感を抱えつつも、目標に向かって確実に歩んでいく過程は、受験生の皆さんの精神的な成長の過程と重なります。体調管理を万全にして、受験本番で蓄えた力を存分に発揮できるように、一日一日を大切に過ごして下さい。