今月の一言
2026年5月のひとこと
4月は新しい環境の中で、新たな人間関係の構築等が必要となり、無意識のうちに心が疲れてしまった人もいるのではないかと思います。5月になって、その疲れが噴出している人もいると思います。なんとなくやる気が起きない、前向きになれないといった状況が続くこともあるかもしれません。こうした状況は、鬱々とした感じがしますが、決して特殊なことでないと思います。新しい環境の中に入れば、誰でも消耗するのではないでしょうか。
心の疲れが蓄積してしまった場合には、その疲れを対象化することが必要になると思います。心の疲れの原因を自分なりの視点で言語化することを通して、一歩引いた場所から自分を眺めることが可能になります。疲労の原因は様々で、容易に言語化することができない場合もあると思いますが、疲れている自分は決して異常ではないという認識を持つこと、そしてそんな自分をありのままに受け入れようとすることが、心のエネルギーを蓄積していくための第一歩になるのだと思います。
どんなに疲れていても、向上していきたい、成長したいという意志は心の中に存在しています。こうした潜在的な自己変革能力を覚醒させるには、小さな達成を大切にする視線を持つことが必要になると思います。毎朝同じ時間に起床できた、通学途中の電車の中で本を5ページ読むことができた、英単語を10個覚えることができた等、このような「できたこと」の蓄積を見つめ、自己評価を高めていく工夫が、枯渇した心のエネルギーを再生させていくことに繋がっていくのです。
春から初夏にうつろいゆく5月の心地よい空気の中で、小さな一歩を大切にする視点を持ってもらいたいと思います。