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学校生活

高校2年生 修学旅行報告

10月16日(火)から20日(土)にかけて、高校2年生は山陽・四国・関西方面へと修学旅行へ行ってきました。香川では本校とゆかりの深い地を訪れ、広島では改めて平和の尊さを学び、歴史を通して多様な視点を獲得しました。
また、広範囲の班別自主研修を通して、計画を立てることの重要さや、仲間と共に行動する上での協調性について学ぶ機会となりました。ちなみに、この班別自主研修は、3~6人で一班を組み、行程も、乗る電車も班ごとに異なるものとなっています。もちろん、有料特急や新幹線さえも、各班で異なっています。決まっているのは出発地と出発時刻、到着地と到着時刻のみです。各班、事前に入念な下調べをして、綿密な行程を組みました。場合によっては事前に立てた計画を変更したり、時間に余裕があれば計画になかった場所を観光したりしながら、予定時刻内にその日の宿泊地へと向かいました。
ほとんどの時間を生徒の自主性に任せたにもかかわらず、ほぼ全ての班が時間通りに宿泊地へと到着し、遅れた班も全て、事前に教員への連絡を怠ることはありませんでした。
生徒一人ひとりにとって、忘れるのことのできない有意義な修学旅行になったと思います。

広島~岡山 : 班別自主研修

高校第二学年の総合的学習のテーマは「平和」です。そのテーマに基づいて、広島では「平和」の尊さを学びました。平和記念公園を訪れることを、全ての班の必須とし、後は自由に行程を組みました。平和記念公園や原爆ドームの他には、広島県では宮島や呉の大和ミュージアム、尾道、岡山県では岡山城や後楽園、倉敷美観地区へと行った班が多かったようです。
広島の宿に宿泊した際には、被爆体験伝承講話を聴きました。実際に被爆体験をされた方々の話を伝承された方による、スライドを交えた講話は、身につまされるものであり、生徒も真剣に聴き入っていました。平和の尊さに思いを巡らせると共に、今後自身で担っていくべき平和への責任を感じたことと思います。

香川 : 香川県立ミュージアム・栗林公園・金刀比羅宮

本校を設立した松平賴壽伯爵は旧高松藩主松平家第十二代当主であることから、本校にとって縁の深い高松を訪れました。松平家の歴史資料が数多く収められた香川県立ミュージアムを見学し、松平家の別庭に由来する栗林公園で松平家や本校の歴史、成り立ちを改めて認識しました。
また、785段の階段を軽快に登り切り、こんぴらさんの名で親しまれる金刀比羅宮にも参拝しました。

琴平~神戸 : 班別自主研修

琴平―神戸間の班別自主研修では、各班電車で瀬戸内海を渡りました。その行程の中で、姫路城へと訪れた班が非常に多かったようです。「白鷺城」と称されるその美観に生徒は圧倒されました。神戸では異人館を訪れた班が多くありました。異国情緒あふれる景観に身を包み、開国の歴史を肌で感じることができました。また、昼食時には神戸牛に舌鼓を打つ班も多かったようです。しっかりと英気を養い、その後に自主研修の活力となったことと思います。なかには、高松港からフェリーに乗って小豆島を訪れた班もありました。
天候にも恵まれ、思い出に残る豊かな自主研修となりました。

神戸~大阪 : 班別自主研修

大阪では大阪城や万博記念公園、通天閣を訪れた班が多かったようです。東京とは異なる大都市の文化に触れ、雰囲気を満喫することができました。昼食は一つのお店で済ませるのではなく、大阪名物(?)食べ歩きを実施した班が多かったようです。
楽しい思い出を胸に、全員無事帰京することができました。この修学旅行で獲得した経験を今後の人生の糧として、ますます成長していってほしいと願っています。