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学校生活

清掃工場へ取材に行ってきました(美化委員会)

 中学入試期間の自宅学習日である2月4日に、中1から高2までの美化委員会のメンバーからなる「美化取材班」10名が、学園の全ての廃棄物を引き受けている「藤ビルメンテナンス」の分別工場を取材しました。
 ここでは、「燃えないゴミ」だけを受け入れ、それを各種の「資源」に分別して、鉄鋼会社や火力発電所に出荷しています。
 さて工場に入ってすぐに目に入るのが、「ゴミの山」(写真①)。

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写真①2階建ての建物の屋根くらいの高さまで積み上がっている「ゴミの山」

写真②「正月明けは今の5倍くらいの高さになります」と所長の村瀬さん

「毎日、約8000箇所の事業所から出てくる量は約15トンあります」という村瀬所長の説明に、「こ、これを一日で処理するのか・・・」とみな呆然(写真②)。
 
 ところで「ゴミ」と言いますが、実はほとんどが「資源」です。ゴミを資源にするために必要な手順が「分別」。ベルトコンベアーでどんどん運ばれてくる「ゴミ」の前に十数人の作業員が立ち、金属類・紙類・ゴム類・ペットボトル・CDなどを次々に抜き取って周辺の箱に投げていきます(写真③④)。

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写真③ベルトコンベアーで運ばれる「ゴミ」

写真④整然とした流れ作業に驚く取材班

 ビニールだけになったゴミは、最終的に大きな「じょうご」(写真⑤)に飛び込んでいき、底にあるカッターで粉砕され、固められて、火力発電所に運ばれます。そこで発電用燃料になります。缶はスチールとアルミに分けられて、プレス機にかけられ、四角い塊になります(写真⑥)。

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写真⑤ビニールゴミの破砕機

写真⑥「すげー、ペチャンコだ!」と感心する取材班。重さは1塊で4キロくらい。

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写真⑦発泡スチロールの延べ棒。
「8キロ?わあ、けっこう重い!」

中にはこんな「ゴミ」もありました。
「こんな不気味なゴミもあるのか!」

 ペットボトルやスーパーで使うトレイは、工場で一回溶かし、延べ棒の形にして売却されます。黒いトレイが多いと黒くなるそうです。重さは一本8キロくらい(写真⑦)。これは100円ショップのプラスチック製品などにリサイクルされます。
 ひととおり工場内を見学した後は、村瀬所長がリサイクルされた製品の実物を見せながら、
「ゴミ」がいかにして「資源」になっているかを説明していただきました(写真⑧)。

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写真⑧「これがリサイクルされるプラスチックの原料で、
これが発電所で燃やす原料」と、実物を見せながらの
所長さんの説明に、取材班一同、「へえ~っ!」

 取材を終えての感想では、「自分たちの出しているゴミがどうなっていくのか、を見られる機会は少ないので、面白かったです。それと、従業員さんが明るい人が多いなと思いました。最初工場に入ったときアフリカ出身の従業員の方が『頑張ってね』と温かく声を掛けてくれて、びっくりしたけど嬉しかったです。」と中3の前田くん。
 「リサイクルのシステムが年を追うごとに変化してきていると分かりました。捨てる方は、どういう風に捨てたら社会全体でコストが下がるのかを常に意識して勉強していかないとダメだと思います」と言ったのは高1の荻野くん。
 そして最後に鋭い意見を出したのが、中1の湯浅くん。
「工場のリサイクルの仕方は凄いと思いました。でも、大事なのは、ゴミをそもそも出さないようにすることじゃないかと・・・つまり、物を大事に使いながら生活することが一番なんじゃないかな、と思いました。」
 1時間の取材でしたが、学んだものは大きかったようです。この取材は美化委員の新聞「美化かわらばん」に載りますのでご覧下さい。
 子ども達の賢さに脱帽した引率教員でした。