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学校生活

高校3年生を対象に主権者教育を実施しました

2016年に公職選挙法が改正され、選挙権年齢が18歳に引き下げられたことを受け、高等学校の生徒も選挙権を得ることになりました。これを背景に、生徒達が政治や社会に対する関心を深め、自分事として理解し、選挙への積極的な参加意識を醸成することを目指して、校内において主権者教育を実施しました。

豊島区選挙管理委員会の絶大なご協力を得て、実際の投票箱、記入台などを用いて、生徒たちは選挙の重要性について説明を受け、仮想選挙の模擬投票を行いました。

このプロセスを通じて、生徒たちは投票の手順を体験し、開票作業も間近で見ることができました。全員が模擬投票を行ったのですが、約4%が無効票であったことなど、意外な体験もできました。

また、ワークシートを用いて「10年後の自分と、その時の政治に求めるもの」について考える機会を設けました。生徒たちは自身の具体的な職業を想定しつつ、戦争反対、治安向上、若者や労働者、子供たちのための政治、円高、医療福祉の充実、国防、税制度など、社会に対する具体的かつ現実的な要望を表明しました。

大学受験など目の前の課題に追われる彼らですが、受験生である以前に、未来の日本を支える大切な若者です。この活動を通じて、国の宝として自らの政治への関心や意見を形成するきっかけになったのではないでしょうか。