学校生活
東京慈恵会医科大学病院の研究室訪問を実施しました。
先日、本校は順天堂大学医学部との高大連携プログラムに続き、東京慈恵会医科大学病院の研究室訪問を実施しました。順天堂大学同様、本校卒業生と関係スタッフの絶大な協力のもと、現役生たちは大学施設を訪問し、貴重な学びの機会を得ることができました。
今回の訪問では、医学部生の日常やキャリア形成について直接お話を伺うとともに、いくつかの研究室を見学しました。生徒たちは事前に準備した質問を通じて、具体的な入試準備の詳細から、現在の医療現場の課題、将来のAIと医療の関係について積極的に質問を投げかけ、深い洞察を得ていました。
その中で特に印象的だったのは、「他大学の選択も含め、各大学のアドミッションポリシーや教育理念を理解してほしい」というメッセージでした。「6年間の大学生活を通じて、各大学の校風が医師としての個性として、滲み込むもの。ぜひ慈恵の色に染まってほしい」という自信あふれる言葉に、生徒たちは大きな感銘を受けました。
また研究室訪問では、医療従事者として活躍する本校卒業生の研究活動や、日々の職務を間近で見学させていただきました。細胞顕微鏡での観察や、重い扉に隔絶された研究室内、そこに並ぶ検査機材の説明を受けたことで、まさに、医科大学がもつ、診療機関・研究機関・教育機関としての社会的使命を実感しました。さらに歴史の重みを感じさせる施設と、最先端の研究施設が共存するキャンパスは、生徒たちに医科大学としての「伝統と革新」の両面を強く印象付けました。
これらの体験は、慈恵医大が掲げる建学の精神「病気を診ずして、病人を診よ」という理念の奥深さを知る極めて貴重な経験となりました。訪問後、自らの将来像をより明確に描くきっかけを得たようです。
今回の施設訪問に尽力していただいた方々に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
本校ではこれからも、生徒一人ひとりが、未来を切り拓く力を育むため、進路選択の幅を広げるプログラムを積極的に展開していきます。
生徒たちが夢を描き、その実現に向けて歩みを進める姿勢をサポートし続けたいと考えています。