宮川元さん

宮川元さん
2004年度普通科卒業

現在

100周年にむけて

美化委員と特進コース

この2つが私の本郷6年間のキーワードです。「美化委員」は中1の1学期の委員決めでクラスでなり手がおらず渋々引き受けましたが、結局中高6年間皆勤しました。男子校の教室は汗と涙で彩られた聖域なので、美化するには限界があります。そこで生徒が本郷で一番長い時間見つめるであろう「黒板」だけは掃除を徹底させる、という信念のもと務めていました。

私たちの代は「特進コース」の一期生にあたります。当時は2月1日の中学受験枠がなく、まだまだ「併願校」として本郷に入学する生徒が多い時代でした。かくいう私もそのひとりで、大学受験で再挑戦という雰囲気もありました。そんな折に創設されたのが特進コース。当時はできたてほやほやのため、先生や生徒も手探りの毎日でした。それでも、「特進コースの歴史は俺たちから始まるぞ!」という熱量と、先生方の手厚いサポートは、本郷の歴史の新たな始まりを予感させるものでした。

現役生へのメッセージ

社会に出てみると、大学よりも高校のつながりを強く感じることが多いです。本郷の卒業生だとわかると、「発音が独特すぎる英語の先生」、「みんなが一度はものまねをする声が高い数学の先生」、「北島先輩の母校なのに自前のプールがない学校」など、話のネタは尽きません。ぜひ本郷のきずなを大切にしてください。

本郷がいつまでも誇れる母校であり続けるため、本郷の新たな歴史をみんなで作っていきましょう!

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