三上紘史さん

 

三上紘史さん
2015年度普通科卒業

現在

京都大学大学院生命科学研究科(2022年度現在)

在校当時の思い出

私が本郷での学生生活で色濃く思い出されるのは科学部での活動です。幼少期から理科が好きだった私は本郷中学校に入学して迷うことなく科学部に入部しました。それから6年間、先輩方や顧問の石川先生の指導のもとで、物理学実験の技術やデータ解析等を学ばせて頂きました。体育祭の部活対抗リレーの最中に毎年ペットボトルロケットを打ち上げたり、蝋燭についての研究をしたり、科学部の活動の集大成として挑んだ物理学の全国大会で賞を頂けたり、と本当に充実した日々でした。

これらの経験が大学院生になった今でも、研究に対しての向き合い方や発表能力の基盤として活きていると感じます。

現役生へのメッセージ

私が思うに未来ある学生諸君にとって大切なのは「自分のことを信じて諦めないこと」です。本郷高校には特進コースの制度もありますし、競争というのは避けて通れないものだと思います。そうした競争で遅れをとってしまうと、どうしても自信を無くしてしまうものです。頑張ることのできない自分に嫌気が差すこともきっとあるでしょう。ですがたとえ、貴方の成績が振るわなくても、周りから期待されなくなったとしても、貴方だけは貴方自身を見限ってはいけません。周りがどうこう言おうと関係ありません。貴方が出来ると思わなければ何も始まりません。これは何も勉学に限らず、部活動や創作活動においても同様です。貴方が自信を持って挑戦することに価値があると思います。

様々なことに挑戦できるのは若者の特権です。未来への選択肢があまりに広範で、悩むことも多いかもしれませんが、それは今だけの大切な時間です。本郷学園という学び場を活かして、時にはその枠組みをも超えて挑戦を続けてください。

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